腸もみを受けているけれど、便秘がなかなか解消されないとお悩みの方、また腸もみを提供しているセラピストさんにもお伝えしたいのが、「腸もみの効果を引き出すには、睡眠をしっかりとったほうがいいですよ!」ということです。
なぜ腸もみ×睡眠なのか
健康の三原則は「栄養・運動・休養」で、これは国も言っています。この休養に睡眠が該当するのは言うまでもありません。
腸もみセラピストとして活動していると、「何を食べたらいいですか」「やっぱりヤ○ルトですかね」といったお声をいただくのですが、私はまずは睡眠だと思っています。
ちょっと想像してほしいのですが、めちゃくちゃ疲れてもう動けない!何も考えられない!っていうときに、食べるのか寝るのかを天秤にかけるといかがでしょうか。まずは寝てしまった方が(HPが)回復しませんか。ちょっとすっきりしますよね。一方で、めちゃくちゃ疲れたときに食べることである程度は回復しますが、ここで胃もたれを起こす人も少なくありません。疲れ切った身体では、食べ物の栄養を吸収する力も落ちてしまっているのです。
腸のためにもまずは寝よう
胃腸がよく動くのは、副交感神経が優位なときです。言い換えると、リラックスしているときなんですね。
食べ物を口に入れさえすればいいのではなく、しっかり咀嚼して(噛んで唾液を出して消化促進!)、胃を通り、小腸で栄養が吸収されます。これは胃腸が健康なとき、リラックスしているときであって、そうでなければ、胃もたれを起こしたり、消化不良だったり、十分に栄養を吸収してくれていないかもしれません。
もちろん、寝ながら食べるわけではありませんが(笑)、きちんと睡眠がとれている生活を送れているならば、そこに腸もみをプラスすると効果的ですが、睡眠不足のままで腸もみだけで不調を改善しようというのはムリがあるということです。
睡眠の質の上げ方
とはいっても、寝つきが悪いとか、途中で起きてしまうといった睡眠のお悩みを抱えていらっしゃる方も少なくありません。腸セラピーサロン凛花にも不眠であることを打ち明けてくださるお客様も多いです。
睡眠健康指導士でもある私が、どんなことに気をつければ不眠を解消できるのかをご紹介しますので、参考にしていただければ幸いです。
朝の日光を浴びよう
朝起きてから、14~16時間後に睡眠スイッチが入るので、頑張って朝は起きましょう。そしてすぐに日光を浴びます。曇り空でもです。こうこうと照らした室内よりも曇りの屋外の方が実は明るいのですね(それも圧倒的に!)。
日光を浴びてセロトニンを作り、そのセロトニンが夜の睡眠ホルモン“メラトニン”になります。
つまり、夜、寝付けないからと、その直前にストレッチを始めたり、ラベンダーのアロマを焚いたり、ホットミルクを飲んでみたりするよりも、寝る時間の平均15時間前に日光を浴びたのか?というのがポイントなんです。
夜は明かりを少なめに
せっかく朝起きて日光を浴びても、夜にまたこうこうと明かりに照らされていては、睡眠のホルモンであるメラトニンが十分に分泌されません。
夜はなるべく電球色(オレンジ色の照明)にしていただくと、明るさが落ち着きます。
昼間と夜とでは、照明の色を変えることで、体内時計にあった空間を作ることができます。
寝ている間は真っ暗にするのが理想的ですが、どうしても明かりが欲しい方は足元を照らすようにしてください。寝る前のスマホの見過ぎはご存じのとおり、論外です。
寝る前に入浴がオススメ
家族構成にもよるかと思いますが、睡眠でお悩みの方は、「寝る前にお風呂に入る」のがオススメです。
例えば仕事から帰ってきて、とりあえずシャワーをしてから夕食を摂り、その後テレビやスマホを見てから寝る…という流れではなく、布団に入る前に(「そろそろ寝るか!」というタイミングで)お風呂に入ります。
適温の湯船に浸かると体温を徐々に上げることができますよね。お風呂上りの徐々に体温が下がる(もとに戻る)タイミングで布団に入っておくと、寝つきがスムーズになります。
これを実践された、腸セラピーサロン凛花のお客様は「睡眠導入剤を手放せなかったのに、言われたことを実践したら、薬なしでスムーズに寝れた!」と笑顔でおっしゃっていました。
ちょっとした工夫で身体の反応が変わります。ぜひ、お試しください(シャワーで済ませるのは違いますよ)。
どんな不調であっても、不調とまではいわなくても日々の疲れをとるには、睡眠はかかせません。
寝ている間に成長ホルモンが出るのですが、これは私たち大人にとっては身体を修復してくれるホルモンなんですね。仕事や休みの時は30分程度のお昼寝も有効です。
身体の回復とパフォーマンス向上のためにも、ちょっとしたお昼寝感覚で、腸もみをお試しください。
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