腸もみは道具を使わない理由|固まった腸を優しくほぐす「手の温もり」

「腸もみ」と聞くと、お腹をぐいぐい押されるイメージをお持ちの方もいるかもしれません。中には、棒のような器具を使って施術をするサロンもあります。

しかし、腸セラピーサロン凜花では、あえて手(指)だけで腸もみを行います。

なぜ、道具を使わないのか。この記事では、私が手の温もりにこだわる理由と、その効果についてお話しします。

目次

腸もみに道具を使うと腸の硬さや状況がわかりづらい

整体やリラクゼーションサロンで、木の棒や器具を使って体をほぐされた経験はありませんか。施術者側からすると、道具を使うと少ない力で強い圧をかけられるため、効率的に施術できるというメリットがあります。

坂本

昔、リピートしていたマッサージ屋さんがあり、按摩マッサージ指圧師の国家資格を持つ方の指圧を受けていました。ある日、私の体がガチガチだからか、木の器具で指圧をされたことがあり、あまりにも不快かつ痛かったから、それを使うのをやめてほしいと伝えてもやめてくれなかった所があります。それ以来、行くのをやめました…

もちろん、背中などの施術において、道具を使われた方が気持ちが良いと感じる患者様もいらっしゃるかと思います。

しかし、お腹への施術においては、これが大きな落とし穴になることがあります。硬い棒のような道具で強く押さえつけられると、セラピストにはお腹の深部の状態が正確に伝わりにくくなってしまうのです。

「硬い部分を見つけたから、ひたすら強く押そう」
「もっと力を入れてグリグリほぐさないと」

こんなふうに道具に頼りすぎると、施術は単なる「力任せ」になりがちです。

あなたの腸がどれくらい凝り固まっているのか、どのくらいの圧なら心地よく感じるのか、そして、今ほぐれ始めているのか、という繊細な変化を道具越しに感じ取るのは難しいです。

結果として、ただ力任せに押されるだけで、本当の意味での「ほぐし」には繋がらない可能性があります。

腸もみ

腸セラピーに「手」が欠かせない3つの理由

腸セラピーサロン凜花では、手(指)の感触を最も大切にしています。私が手の温もりにこだわるのは、以下の3つの理由があるからです。

繊細な変化をキャッチできる

人の手には、五感の中でも特に優れた「触覚」があります。私たちが手でお腹に触れると、お腹の表面だけでなく、その奥にある腸の動きや、ガスが溜まっていそうな部分など、目には見えないお腹の「声」を正確に感じ取ることができます。(レントゲンを撮るわけではないので、腸内のことはあくまでも仮説ですが)

道具では感じ取ることのできない、わずかな筋肉の張りや、冷えによる硬さ、血行不良のサイン。これらを指先から読み取ることで、お客様一人ひとりのその日の体調に合わせた、最適なアプローチが可能になります。

「ここ、ちょっと硬いですね。お疲れが溜まっているみたいです」
「このあたりは、少し冷えていますね。ゆっくり温めていきましょう」

道具では不可能な、こうしたきめ細やかな施術が、手を使うことで実現できるのです。

セラピスト

深いリラックス効果を生む「手の温もり」

人の手に触れられることには、特別な安心感があります。私たちが施術中、お客様のお腹にそっと手を置くと、その手の温もりは心臓や脳に直接伝わり、深いリラックス効果を生み出します。

坂本

スキンシップをとることで、オキシトシンという幸せホルモンが分泌されるといわれています。

お腹が冷えていたり、緊張していると、腸の動きは鈍くなりがちです。しかし、優しい手の温かさで包み込まれると、体全体がゆるみ、張りつめていた緊張がほどけていきます。これにより、腸の動きも活発になり、よりスムーズに老廃物の排出が促されるのです。

道具では決して与えることのできない「手の温もり」。これが、腸だけでなく、心まで癒す腸セラピーの真髄です。

無理のない「ちょうどいい圧」でほぐす

道具を使った施術では、力が入りすぎてしまうことがあります。お腹は非常にデリケートな部分です。強すぎる圧は、かえって体に負担をかけてしまい、施術後にだるさや不快感を感じる原因にもなります。

私たちは、手のひらや指先で、お一人おひとりの体に「ちょうどいい圧」を探しながら施術します。

常にお客様の表情を観察しながら、お客様が「痛い」と感じる一歩手前の「イタ気持ちいい」ポイントを見つけ出し、丁寧にほぐしていきます。手から伝わる感覚があるからこそ、お客様の体の反応をダイレクトに感じ、「無理のない最適な力加減」での施術を可能にするのです。

まとめ:あなたの腸が本当に求めているのは、手の温もりと確かな技術

腸もみは、単にお腹を押せばいいというものではありません。あなたの腸が抱える「冷え」「便秘」「ストレス」といった、さまざまな悩みの根本に寄り添うことが大切です。

腸セラピーサロン凜花では、棒や器具に頼ることなく、私たちが持つ手の温もりと、長年培ってきた確かな技術で、あなたの腸に語りかけます。

「最近、お腹が張ってつらい…」 「なんとなく気分がすっきりしない…」

そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度、当サロンの「手」による腸もみを体験してみてください。あなたの腸が本当に求めている温かさと、優しいタッチで、心も体も軽くなるお手伝いをさせていただきます。

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