「腸もみは効果がない」という意見を目にして、本当にそうなのかな?と疑問に思っていませんか?
「腸活」という言葉をよく耳にするようになった一方で、「腸もみは意味がない」「効果を感じられなかった」という声も聞かれます。
この記事では、「腸もみは効果がない」と言われる理由を紐解きながら、より良い腸のコンディションを目指すための考え方や、ご自宅でもできるケアの方法についてお伝えします。
目次
なぜ「腸もみは効果ない」と言われるの?
まず、なぜ「効果がない」という意見が出るのか、その背景を考えてみましょう。
- 即効性を期待しすぎている
圧倒的に多いのがこれです。「飲んだら効く」「食べたら効果がある」のような宣伝文句が好きな方は、即効性を期待しすぎている傾向があります。1回の施術や数日間のセルフケアで劇的な変化を期待すると、「効果がない」と感じてしまいがちです。腸活というか、健康に関しては継続が大切です。 - そもそもやり方が間違っている
強い力で押したり、正しい位置を捉えられていなかったりすると、思うような結果に繋がりません。かえって腸に負担をかけてしまうこともあります。セルフケアとして毎日5分の腸もみはいいのですが、サロンに行って施術をするのが「気が向いたときだけ」というのも、「やり方が間違っている」と言えるでしょう。 - 生活習慣との組み合わせができていない
腸もみだけでなく、食生活や睡眠、運動といった生活習慣全体を見直すことが、健やかな腸への近道です。ところが、食べ物は変えたくない、運動はしたくないとお思いの方もいらっしゃいますし、いくらお伝えしても「お腹はお腹、他の不調とは関係ない」とご理解いただけないケースもあるのが現状です。

腸もみがもたらす可能性とは?
では、正しいアプローチで腸もみを行うと、どのようなことが期待できるのでしょうか。
- お腹がスッキリする
お腹周りが重い、スッキリしないといった不調は、腸の動きが関係しているかもしれません。優しくもみほぐすことで、腸の本来の動きをサポートすることが期待できます。 - リラックスタイムの習慣に
お腹を温めながら優しく触れることで、心身ともにリラックスするきっかけになります。これは、自律神経のバランスを整えることにも繋がります。「脳腸相関」という言葉があるとおり、腸がリラックスしたら脳も休まるので、サロンで施術を受けたお客様は「まどろむような感覚だった」とおっしゃいます。 - 自分の身体と向き合う時間
普段は無意識に、思考が過去や未来に飛んだり、家族や周りへの人の配慮をしたりしているので、意外と自分自身に向き合っている時間は撮れていません。そこで、ご自身のお腹に触れることで、日々のコンディションの変化に気づきやすくなります。ご自身の身体を大切にケアする時間を持つことで、より健康への意識が高まるでしょう。

いますぐできる!自宅で始めるやさしい腸ケア
ここからは、ご自宅で簡単にできる腸ケアの方法を2つご紹介します。
腸もみのやり方
- ステップ1: 仰向けになって、腹部全体が温まるくらい丁寧にさすります。おへそ周りだけでなく、肋骨の際や、鼠径部あたりも忘れずに。
- ステップ2: 息を吐きながら、ゆっくりお腹を押します。気持ちいいなと感じる程度でおこなってください。

5分から10分で十分です。いつの間にか寝るくらい、気楽におこなってくださいね
腸活ストレッチのやり方
- ステップ1: 仰向けになったら大の字になって腹式呼吸を繰り返します。
- ステップ2: 右足を左側、右肩はなるべくついていかないようにした姿勢(捻れた状態)で呼吸をし、反対も同様におこないます。
【ポイント】
- 食後すぐや飲酒後は避けましょう。
- 無理に強い力で押さないようにしましょう。
- できれば部屋の照明を暗めにして、静かな環境で行うと副交感神経(リラックス神経)が優位になりやすいです。
腸活の成果をさらに高めるには?
腸もみと合わせて取り入れたい習慣として、以下の3つを意識してみましょう。
- 1点集中の食事はNG
乳製品や納豆など、「腸にいい」といわれるものでも、毎日集中的に食べることは、かえって腸内環境の偏りに繋がりますので、なんでもほどほどにしましょう。「これさえ食べれば大丈夫」はないですし、なんでも「食べることでよくなろう」という発想がそもそも偏っている上に、ラクしてよくなりたいという気持ちが表われていますね。 - 運動と冷やさない工夫
特に運動習慣がない女性は、筋力が足りないと自覚していただきたいです。筋力がなければ、体は冷えやすいです。冷えは「自分が寒いと感じるかどうか」ではありません。また、肩こりがひどいのに放置すると、どんどん血流が悪くなるので、肩とお腹は関係なさそうですが、腸のためにも肩こりを解消する意識をもっておきましょう。 - 睡眠時間と質の見直し
寝ることは、日々の疲れを癒やしリセットする貴重な行為で、腸の働きに大きな影響を与えます。寝付きが悪い、途中で目覚めてしまうなどがありましたら、まずは、朝起きたらすぐに日光を浴びることを心がけ、夕食以降の部屋の照明を落として生活してみてください。


腸セラピーサロン凜花でできること
腸サラピーサロンでは、腸もみのほか、食事のアドバイスや腸活エクササイズのご提供も可能です。
食事は一人ひとり気をつけることが異なるので、腸内細菌検査を受けていただいた上でのアドバイスとなります。
腸活エクササイズは、ヨガマットの上で一緒に行う運動で、体力にあわせて強度を変えられます。ひとりではなかなか続かない運動こそ、一緒にやりましょう!(現在、メニューにはないですが、興味がある方はお気軽にお問い合わせください)
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