腸活の大切さとあわせて「もみ腸」にも注目が集まっていますが、あなたはもみをサロン(お店)で受けたことはありますか。ご自身で腸もみを行ったことはありますか。
腸もみって「お腹のもみほぐし」とか「お腹マッサージ」といった感じなので、ある程度は自分でできます。
お腹くらいなら自分で手が届くし、難しい事もないなら自分でやってしまえばいいんじゃないかとも思えますが、この記事では「それでもサロンに行った方がいいよ」という理由をお伝えします。
腸もみはセルフでできる
本題に入る前に、そもそも腸もみって自分でできるのか、できるのならどうすればいいのかについて書いておきます。
腸もみは自分でできます。5分でも…いや1分でもいいので、毎日(できれば寝る前やリラックスしているとき)行っていただけると心身のメンテナンスになります。
ところがこのように心配する声もあります。
素人の自分がやってしまうと、腸を傷つけてしまうんじゃないか心配です
お腹は臓器がつまった部位ですし、お腹を押してはいけないと言われてますから、心配になるのもわかります。
でもご安心ください!誰でも腸もみってできるんですよ。
まず、落ち着いてよーく考えてみてください。
自分の腸が傷つくくらい、自分で強く押す…ってできますか? 腸という内臓にいきつくためには、脂肪や筋肉、筋膜などいろいろ突破しないといけないわけで、それらを無視しても、腸を傷つけるくらいって相当強い力ですよね。それを我慢してまで押しますか?押さないと思います(笑)。
心配性さんも安心してできるセルフ腸もみ
セルフケアとして腸もみを始めるなら、この2つの手技を実践して頂ければOKです。
- 手のひらで丁寧に擦って、じんわり温める
- 人差し指・中指・薬指の三本で、呼吸にあわせて腹部をゆっくり指圧する
これだけでいいです。これをするかしないかで、全然違いますので、1回の時間が短くてもいいので、こまめに行ってください。
セルフで腸もみを行うなら、夜、寝る前がベストタイミングです。ゆっくりとした呼吸にあわせて腹部を押していき、気持ちいいなぁ~とか、強くても「痛気持ちいいな」くらいで続けていくうちに、いつの間にか寝てしまっていたというのが理想です。
セルフ腸もみ例
誰でも簡単にできるのが魅了ではありますが、次に書くようなことを行ってしまうと、腸もみ効果を得られないだけでなく、不快になることもありますので、ご注意くださいね。
- 食後すぐに行う
- 飲酒前後に行う
- 呼吸とズレたタイミングでお腹に刺激を入れる
私は腸セラピスト養成スクールの講義で、「食後すぐに腸もみを受ける」を経験しました。
午前は座学を行って、お昼ご飯を挟んでから施術をするという流れで進めたんですね。そしたら、気持ち悪くなったので(笑える範囲ですが)、身をもって「これはよくない!」と思い知りました。
それ以降は、実技を先に行うように、カリキュラムの組み方を見直したほど。みなさんは真似しないでね。
アルコールの摂取については、腸もみに限らず、鍼灸やマッサージなど、ボディケアを受ける際は控えましょう。
腸もみの強さはどれくらい?
セルフで実際に行ってみたら、多くの人がこの疑問に当たります。
どれくらい押していいのかわからない…
目安は呼吸と体感です
上述しましたが、腸もみは呼吸にあわせて行います。
息を吐いているときに、お腹を押します。ということは、息を吐ききったら、そこで終わりです。息を吸いながら手を緩めて、また息を吐きながらお腹に刺激を入れます。
このとき、自然に指が入るだけ入れていきましょう。腹部の場所によって、すーっと入るところと、硬くて入らないところがあるかと思います。入らなければそこで止めて、呼吸のリズムにあわせて続けていきます。
力加減ですが、仰向けの状態で自分の指をお腹に押し込んでみると、さほど力は入らないかと思います。身体を寝かせているので、体重をかけるとか、指に力をこめるっていうことが難しいはずなので、繰り返しますが、自然に指が入る程度でOKです。
腸もみサロンに行ってみよう
自宅で簡単にセルフケアができる腸もみですが、それでも(時々でいいので)腸もみサロンに行って、セラピストの施術を受けることをオススメします。その理由は2つです。
芯からリラックスできる
自分で腸もみを行うと、「ここが硬いってことは何があるのかな?」とか、「これが終わったら、洗い物しなきゃな…」というふうに、常に考え事をしてしまいます。知識や知的好奇心があればあるほど、こうなります。
心身のリラックスは、脳から休ませることなので(身体が疲れていなくてもストレスを受けると身体に不調が現れるように)、できれば何にも考えずに施術を受けることが望ましいです。
手が届く範囲が広がる
腹部自体は限られた範囲ですが、自分の手でケアをするとなると、さらに届く範囲が狭まります。
一方で、セラピストにやってもらうとなると、私の場合は背中(腰)あたりに手をまわしますし、お腹(表面)でも手技を変えて施術します。そうすると効果倍増!が期待できます。
ライフスタイルにあわせて取り入れる
疲れた時はサロンに行ってセラピストに丸投げする、時間があるときは自宅でのんびりセルフケアをしてみる。そんな感じでゆったりと腸もみを生活に取り入れてもらえたらいいなと思います。
便秘の人が受けるものと決めつけずに、何の不調がなくても受けていいものと認識してもらえると嬉しいです。腸セラピーサロン凛花には、「特に不調はないけど、気持ちいいので」という理由で通われている方もいらっしゃいます。その感覚が、知らず知らずのうちに病気知らずになるのかもしれませんね。
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